建設現場で必要とされるデジカメ
先日、とある会合で建設業関連で働いている方と話をする機会がありました。その方によると、建設の現場ではレポートやら納品書などの提出書類やらなんやらで写真を撮ることが多いそうです。現場の進捗状況がどうなっているのか、ちゃんと注文通りにものを作ったかなど、言葉で語るよりも写真で示すと言う訳です。
そのようなニーズがあるからでしょう。例えばデジカメのRICOH G900は、Amazonのサイトを見ると“現場モデル”、“工事現場や病院などで活躍”などの宣伝文句が並んでいます。現場全体を写すとともに、遠いところ・高いところをピンポイントで撮影することが求められているようです。そのため、この機種の場合は“広角28mm 光学5倍ズーム”であることを強調しています。あと、GPS機能も搭載していて、ちゃんとその現場で撮ったことを記録に残すこともできるようです。
さて、翻ってスマートフォンのカメラ機能を考えてみましょう。私もそうですが、昔はコンパクトデジカメと言われる小型のデジカメを持ち歩くことが多かったのですが、最近は全く使っていません(もしかしたら、カビが生えてるかも。。。)。その代わり、毎日のようにスマートフォンで写真を撮っています。スマートフォンの方が、機能・性能的には同程度か、むしろ優れているようになりましたからね。
ただ、これまでは唯一厳しかったのがズーム機能。“デジタルズームで数十倍”なんて機能はありましたが、普通に撮った写真の一部を拡大するだけですから、どうしても画質は落ちてしまいます。では、通常のカメラのようにズームレンズを付ければとなる訳ですが、それができなかった。ズームレンズは焦点距離が長いため、どうしても長さ(厚さ)が必要。大砲のようなズームレンズを付けた一眼レフカメラを見かけますが、あんなものをスマートフォンに取り付ける訳には行かない。スマートフォン本体の厚み(薄さ?)の分しか焦点距離を確保できなかったのです。
そんな問題を解決したのが、OPPO Reno 10x Zoom。レンズに入った光をプリズムで90度曲げ、スマートフォンの厚み方向ではなく、本体の縦方向に引き出すことで焦点距離を稼ぐ仕組みにしたのです。それによって、名前の通りの光学10倍ズームが可能になったのでした。
この機種ならば、建設現場のニーズを(ある程度?)叶えられるかも、と思った次第。ズームはもちろん、GPS機能も当然、ありますしね。
OPPO Reno 10X Zoomの10倍ズームの威力
で、その実力はどんなものか、改めてそれっぽい(?)写真を撮ってみました。通常モードで撮ったものと、10倍ズームしたものの比較です。
一枚目。ちょっと分かりにくいですが、ガラス天井の梁の部分に円筒型のライトが並んでいます。
ライトを拡大して撮ったもの。見ての通り、かなり拡大されています。肉眼では分からなかった設置場所の汚れなんかも見えちゃいます。
同じ様な場所。今度はもっと高いところにズームしてみました。ガラス天井の清掃・メンテナンス用ゴンドラが設置されています。これをズーム。
ここまでズームできれば、変に傾いているだの、取り付け部分が変形しているなんてこともある程度は分かりそう。しかも、HDR機能のお蔭で、陰になっている部分もそれなりに写っています。
建築途中だけではなく、設備のメンテナンスなんかにも威力を発揮しそうですね。
あと、OPPO Reno 10x Zoomはなんと水冷式冷却機能を持っているんで、屋外での使用でも安心感があります。実際、カメラ機能を立ち上げたままで何枚も写真を撮っても、本体が熱を持って動作がおかしくなることがほとんどありません(私の経験談)。その点も“現場向き”かも。
難点を言えば、OPPO Reno 10x Zoomは残念ながら防水・防塵ではないこと。雨の日に使うには注意が必要です。
もちろん、専用機ではないので完璧とは言えませんが、それでも「建設現場で使えそう」と、素人目には感じられます。さて実際はどうなのでしょうね。冒頭でお話しした方は「これならば使えそう」と偉く気に入ってましたが。
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