ASUS ZenBook Duo 14のScreenPad Plusは確かに便利そう

ASUS ZenBook Duo 14とは

ASUS社のZenBook Duo 14を試用させていただく機会を得ましたので、実際に触って、いじってみた感想を報告します。

まずはスペックをチェック。CPU、GPUやストレージなどの違いから、公式オンラインストアでは3タイプのバリエーション展開がされています。

型番	UX482EG-HY114T	UX482EG-KA146T	UX482EG-KA143TS
OS	Widnows 10 Home 64ビット版
CPU	Intel 11-Gen Core i5	Core i5	Core i7
GPU	Intel Iris Xe(CPU内臓)	NVIDIA GeForce MX450
メモリ	DDR4 16 GB
ディスプレイ	14インチ ワイドTFTカラー液晶 1,920×1,080（FullHD）
セカンドディスプレイ	12.6インチ ワイドTFTカラー液晶 1,920×515（FullHD）
ストレージ SSD	512 GB		1TB
Webカメラ	92万画素赤外線カメラ （Windows Hello 対応）
通信	IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1
キーボード	87キー日本語キーボード、マルチタッチパッド
I/F	HDMI x 1, USB3.2 (Type-A/Gen1) x 1, Thunderbolt 4(Type-C) x 2, microSDカードスロット、ヘッドホンジャック （セキュリティスロットは非搭載）
消費電量	65W
バッテリー駆動時間	約10.8時間
バッテリー充電時間	約2.4時間	約2.5時間	約2.6時間
サイズ・重さ	324 x 222 x 16.9-17.3 mm , 1.6 Kg
Officeツール	WPS Office		MS Home&Business 2019
付属品	AC電源アダプター、スタンド、製品マニュアル、製品保証書
ASUS Store価格（税込）	159,800円	179,800円	239,800円

しっかりしたGPUを使っているバリエーションもあって、いわゆる“クリエーター”にも向いているよ、と言うメッセージ性が感じられる機種かなと思います。SSDが1TBあると、ちょっとした動画の編集なんかにも使えそうですね。

ただ、MS Officeが付いちゃっているのは如何なものでしょうか。私がMicrosoft 365 Personalのサブスクリプション契約をしているから特にそう思うのでしょうけど、ソフトウェアのライセンスのバンドルは余計かなぁ。その分、安くして欲しい。

それはそれとして、なんと言っても一番の特徴は“2つ目のディスプレイ”がキーボードの上側に付いているデュアルディスプレイ構成になっていることでしょう。「ScreenPad Plus」と名づけられたこのディスプレイは、

1. メイン画面と“繋げて”一つの画面のように表示をする。
2. 別画面として、別アプリを表示させる。
3. アプリの中のコマンドウィンドウを独立して表示させる。

などの使い方ができます。
と言っても、こう書かれてもピンとこないですよね。そこは実機を試用している訳ですから、実際に使っていって、「で、何ができるの？」ってトコロを紹介していきたいと思います。

概観をチェック

と言いつつ、今回は概観の紹介がメインです。

同梱物には見慣れないものが

まずは同梱物のチェック。
AC電源アダプターです。消費電力は65Wで、端子はUSB Type-Cになっています。

ドキュメント類。
ここで重要なのは保証書でしょう。下記の「ASUSのあんしん保証」にも関係しますから、ちゃんと製品登録して保証を受けられるようにしておきましょう。
また、借用した機種はUX482EG-KA143TSのため、上記の通りMicrosoft Officeのライセンスもバンドルされています。

見慣れない同梱物がこれ。スタンドだそうですが、正直、今のところ何のために必要なのか、どう使うのかよくわかりません。少なくとも、同梱の「ユーザーマニュアル」にはこのスタンドに関する記述がありません。

概観と端子類

天板は金属の光沢でピカピカ。「セレスティアルブルー」という色だそうです。“ASUS”のロゴが光を放っているようでカッコいいですね。
それにしても、いつもながらこのカラーのネーミング、どうやって考えているのか・・・と思ってしまう（笑）。

右側面。写真右側がディスプレイ側になります。
右からUSB3.2（Type-A/Gen1）、オーディオジャック、microSDスロットになります。あと、電源ランプ、充電ランプが付いています。

左側面。写真左側がディスプレイ側になります。
左からHDMI端子、そしてThanderbolt4（Type-C）が二つ並んでいます。

底面。というか、そのエッジがカッコいい。複雑な面取りがされていて、それに合わせた形でスピーカーの孔が空いています。

ディスプレイを立てたところ。ディスプレイが本体の下に滑り込み、キーボードの面に角度が付くようになっています。
そしてセカンドディスプレイはさらにせり上がる形になっています。説明によると、この仕組みによってさらに冷却性能が向上しているとのこと。排熱向上49%だそうですよ。CPUもGPUも強力なもの（詰まりは熱の発生も大きいもの）を積んでいますから、排熱性能は重要です。

キーボードもちょっと変わり種

セカンドディスプレイを配した分、キーボードとタッチパッドがこんな風に横に並んだ形になっています。そのため、ディスプレイのサイズが14インチなのですが、キーボードは10インチクラスと同じ感じのコンパクトさになっています。見ての通り、変形キーもありませんし、そういうものだと思えば特に問題はなさそうです。

ただ、実際に使ってみると、ついついバックスペースキーを押そうとする時、ついついタッチパッドの辺りを探ってしまいます。テンキー付きのキーボードと同様にホームポジション（左手人差し指を置くFのキーと、右手人差し指を置くJのキーが基本のポジション）が左にずれているからですね。ちょっと慣れが必要かも知れません。

そしてこれがセカンドディスプレイだ

さて、これがセカンドディスプレイのScreenPad Plusです。こんな風にメインのディスプレイとは別のアプリを表示させることができます。しかも、これは二つ（地図とカレンダー）が並んでいますが、三つ並べてみたりなんて配置も指定できます。

さらにはこんな使い方も。こちらはAdobe Photoshopを使っているところ。ScreenPad Plus側にはコントローラーが表示されています。ハードウェアでこんなコントローラーが売られていそうですが、それがこんな風にソフトウェアで実現されている訳です。
もちろん、他のソフトの場合にはまた異なったコントローラーになるという仕組み。After Effects, Photshop, Premiere Pro, Lightroom Classicで使えるそうですよ。

さて、今回はこの辺りでおしまい。
次回はこの ScreenPad Plus をもう少し使い込んでみての感想を報告したいと思います。

ファーストインプレッションは

セカンドディスプレイがせり上がるギミック感がいかにもASUSらしくて良いですよ。排熱性能やカッコいい。キーボードやタッチパッドの配置に慣れが必要そうですが、CPU/GPUともにパワフルだし、写真編集に良さそう。もちろん、Office系のソフトも軽快に動きそうだし、ネットミーティングも問題なさそう。

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という保証が付くサービスです。有料ですが、三年または五年に延長も可能。
何がすごいかって、「故障原因一切不問」と言う点。落下、水没はもちろん、落雷やウィルス感染でもOKだそうです。大きい声では言えませんが（？）、“改造に失敗”でも大丈夫らしいです。

モバイルデバイスですから、どうしても落下などの事故の危険性はある程度あるでしょう。一考に値するポイントだと思います。

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