OPPO(オウガ・ジャパン株式会社)さんから本機を借用&試用する機会を得ましたので、レポートします。
OPPO Reno9 Aとは
スマートフォンのブランドとしてOPPOも世の中でかなり定着しているように感じます。かく言う私も、ちょっと古い機種ですがOPPO Reno 10x Zoomを愛用していて、もっぱら写真撮影に使っています。
概要
そんなOPPO(日本法人の名前は「オウガ・ジャパン株式会社」)の最新スマートフォンがOPPO Reno9 Aです。Reno A, Reno3 A, Reno5 A, Reno7 Aと続くReno Aシリーズの最新版でもあります。防水で、おサイフケータイにも対応している(Felica搭載)日本市場向けのシリーズで、もちろん今回のReno9 Aも防水・防塵対応で、マイナンバーカード機能も果たすおサイフケータイ対応でもあります。
流行りのコンパクトサイズと言うにはそれほど小さくはないですが、厚みが約7.8mmしかないので、かなり手に馴染む感じになっています。外枠がしっかりした金属フレームなので、持つとそれなりに重量感を感じますが、落としても大丈夫そうな(?)安心感はあります。もちろん、本当に落としたらいけませんが。。。
ディスプレイは有機ELで非常に見やすく、きれい。6.4インチサイズで解像度はFHD+(2400×1080)、リフレッシュレートは90Hz。写真や動画も問題なしです。バッテリー容量は4,500mAhとのことで、これだけあれば一日使っても大丈夫でしょう。
スペック
公式サイトによると、詳しいスペックは以下の通り。超ハイエンドではないですが、充分すぎる性能を持っているでしょう。
カラーバリエーション | ムーンホワイト | ナイトブラック |
サイズと重量 | 160x74x7.8mm, 183g |
メモリ&ストレージ | 8GB RAM(LPDDR4x @ 2311MHz 2×16bit) 128GB ROM(UFS 2.2 1 Lane) microSDXC™ (最大1TB) |
ディスプレイ | 有機EL(AMOLED) 約6.4インチ FHD+(2400×1080) 最大90Hz 可変(90Hz/60Hz) 1670万色(8ビット) 409 PPI |
アウトカメラ | [広角]約4800万画素(F値:1.7) [超広角]約800万画素(F値:2.2)、画角120° [マクロ]約200万画素(F値:2.4) |
インカメラ | 約1600万画素 (F値:2.4) |
CPU | Qualcomm®Snapdragon™695 5G |
GPU | Qualcomm® Adreno™ A619 @840MHz |
バッテリー | 公称値:4500mAh 18W急速充電対応 |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証 顔認証 |
SIMタイプ: | nanoSIM+eSIM |
無線通信方式 | IEEE802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth Ver.5.1 |
USBポート | Type-C |
イヤホンジャック | 3.5mm |
NFC対応 | おサイフケータイ®対応 |
OS | ColorOS 13 based on Android™13 |
見た目をチェック
まずは見た目をチェックしてみます。
ディスプレイはこんな感じ。インカメラはディスプレイの左上にあります。フレームがしっかりと周りを囲んでいるイメージでしょうか。
カメラ(レンズ)群。超広角、広角、マクロの三眼式。
Felicaはレンズの横に配置されているようです。レンズ部分が若干飛び出ているので、タッチをした時にレンズがぶつからないか、ちょっとだけ不安になるかな。
天面はシンプル。
右側面に電源ボタンがあります。物理的に(?)しっかりと押すタイプのボタンです。好みは人それぞれでしょうが、私はしっかりとした”ボタン”の方が押した感があるので好みです。
底面にはUSB Type-Cの端子とイヤホンジャックが配置されています。有線ラバーの人にはうれしいですね。
左側面には音量ボタン。上下が分かれているタイプです。
そして、SIM&SDカード兼用スロットが配置されています。
SIM&SDスロットを外したところ。e-SIMも使えるので、物理SIMと合わせて二回線接続が可能になっています。
大きさはこんなもんです。と言って、これでわかるかな?上記の通り、ディスプレイのサイズは6.4インチなので、コンパクトサイズというわけではありません。
使ってみた
便利な機能
このシリーズが日本市場向けということで、おサイフケータイに対応しています。なんだかんだ言って、やっぱり便利ですよ、おサイフケータイ。QRコード読み取り式のナントカPayも使っていますが、Felicaはスマートフォンの電源が切れていても使えるのがグッド。安心感があります。
あと、面白かったのが「片手モード」。画面表示エリアが半分に縮んで、片手で持っていても親指の可動範囲で操作ができてしまうというもの。設定によって「画面下部を下にスイープ」するとこの片手モードになるので、まさに片手でモードに入れ、そのまま片手で操作できます。荷物で手がふさがっている時に便利。
カメラを試す。夜景がきれいに写ります
私がスマートフォンに期待するのはカメラとしての機能・性能。これまでのRenoシリーズも悪くはなかったんですが、すごくいいわけでもないという感想。今回のReno9 Aでは夜景がきれいに写るようになったというので試してみました。
まずは昼間、普通に撮ったもの。曇り空で暗めだったんですが、細部まできれいに写っています。
そして、肝心の夜景。東京駅の駅舎の柔らかな色合いと、バックのビル群の灯りの対比が悪くない。手前の地面もしっかりと写っていて、HDRが効いていることもわかります。
HDRでいうと、こんな感じで暗い室内から明るい窓外の景色を写した一枚。さすがに外の景色は白飛びしちゃっているところもありますが、これだけ写ればいいんじゃないかな。
夜に撮るとこんな感じ。
マクロ撮影ですが、ここまで急に近づくと対応できなかったみたい。どこまで寄って接写できるのかな。
ズーム機能を試してみました。三段階で試したのがこれ。
超広角だとこんな感じに写ります。
感想
スリムで持ちやすいのがまずいいかな。そして夜景がきれいに撮れるのもグッド。街を写すにもいいし、室内でも威力を発揮しそう。
税込み¥46,800ということで、ミドルクラスになるのかな。その割に性能は高く、コストパフォーマンスのいい機種だと思います。
ここから買えます
公式オンラインショップからどうぞ。
Amazonなどでも販売中。
コメント
最近スマフォのカメラ機能がすごくよくなっていますね。重いカメラがこたえる現在スマホで通れるならこんなうれしいことはありません。ただプリントしてどうかが気になります。少なくとも全紙での印刷に堪えうるかどうかが問題です。
Exif情報を見ると「4000×3000ピクセル、解像度 72dpi、24bit」となっています。
私の持っているプリンターではA4サイズまでしかプリントできないんですが、A4サイズならばアラは目立たないんですけどね。画素数的には4切サイズでも大丈夫なのかな。