DELLさんからこの機種を借用・試用してこの記事を書いています。
XPS 13 Plus(9320)とは
昨年、「DELL大感謝祭2023」に参加した際にちょこっと触ってみて、「これ、いいな」」と思ったのがXPS 13 Plus 9320(2022年5月20日発売)です。で、その延長で(?)実機を借用することができましたので、実際によく使うソフトをインストールしたりして、使ってみました。以下、その体験記です。
なお、感謝祭の様子は下記記事を参照願います。
DELLでは、ノートパソコン・ラップトップだけでも用途に合わせて6~7種類のシリーズを出しています。その中で個人向けのハイグレードなラインナップがXPSシリーズです。
公式オンラインショップの説明によると、スペックは以下の通り。DELLはカスタマイズが可能なのがウリですから、CPUやディスプレイ、キーボードなど数種類から選べるようになっています。
CPU | 第13世代 インテル® Core™ i5-1340P (12 MB キャッシュ, 12 コア, 最大 4.60 GHz まで可能) 第13世代 インテル® Core™ i7-1360P (18 MB キャッシュ, 12 コア, 最大 5.00 GHz ターボ) |
OS | Windows 11 Home, 日本語(Proも選択可) |
ディスプレイ | 13.4 FHD+ (1920 x 1200) フレームレス 非-タッチ 非光沢 500-Nit 13.4インチ, 3.5K 3456×2160, 60Hz, OLED, タッチ, 反射防止, 400 nit, フレームレス 13.4 UHD+ (3840 x 2400) フレームレス タッチ 反射防止 500-Nit ディスプレイ |
グラフィックス | インテル® Iris® Xe グラフィック |
メモリー | 16/32 GB, LPDDR5, 6000 MT/s, オンボード, デュアル チャネル |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB, M.2, PCIe NVMe, SSD |
キーボード | シルバーバックライト キーボード (日本語) 指紋認証リーダー付き グラファイト バックライト キーボード (日本語) 指紋認証リーダー付き シルバー バックライト キーボード (英語) 指紋認証リーダー付き |
ポート・スロット | 2 Thunderbolt™ 4(USB Type-C™、DisplayPort、および電源供給に対応) USB-C – USB-A 3.0アダプター(製品と同梱) USB-C – 3.5mmヘッドセット アダプター (製品と同梱) スロットなし |
ネットワーク | インテル® Killer™ Wi-Fi 6E 1675 (AX211), 2×2, 802.11ax, Bluetooth® ワイヤレス カード |
カメラ | 720p(30 fps)のHD RGBカメラ、30 fpsで400pのIRカメラ、デュアルアレイ マイクロフォン |
電源 | 60W AC Adapter Type-C |
サイズ・重さ | 15.28 x 295.30 x 199.04 mm、最小重量:1.23 kg |
スペックを見ての通り、非常にパワフルです。オフィシャルサイトでの価格は約26万円~約35万5千円となっています。
スタバで試用
いつもの通り、スタバに連れ出して使ってみました。
YouTube Musicで音楽を流しながら(もちろん、ヘッドセットで聴いていますが)このブログ記事を書いていますが、非常に快適です。
今回借用した機種のディスプレイはFHD+ (1920 x 1200) でした。13インチだとこの解像度が文字を読むにはちょうどいいくらいですかね。UHD+ (3840 x 2400)で100%表示にすると文字が小っちゃすぎて見えないので。もちろん、動画を見るならば解像度が高い方がきれいでしょうから、実際に購入する際は用途を考えて、あと予算も鑑みて決めましょう。
さて、表示解像度はFHD+なんですが、デフォルトで「表示倍率」が150%になっていました。さすがにここまで大きくしなくても文字は読めますので、使い始める際に倍率を100%に直しました。この設定を知らないと、ずっと150%のままで使い続けちゃうことになるので、デフォルト値は100%の方がいいと思うんですけどね。
下のスクリーンショットだと、左が150%、右が100%表示です。同じウィンドウを表示させても、これくらいの差が出ます。
改めて外観チェック
ここで改めて外観を見ていきましょう。
天面は真ん中に「DELL」のロゴがあるだけのシンプルなもの。筐体はアルミ加工でしっかりした造りになっています。約1.2Kgで、持つとずっしり感はありますが、13インチサイズとしてはこんなものでしょう。モバイル機として問題はなさそう。
ディスプレイを開いて、横から見るとこんな感じ。シンプルでスッキリしたデザインが際立ちます。
シンプルさの極みがI/F。Thunderbolt 4(USB Type-C)の端子が左右に一つずつあるだけ。電源もここからですし、外部ディスプレイを接続するのもこれです。心配な人はThunderbolt 4対応のドッキングステーションを持っているといいかも知れません。
キーボードはこんな感じ。ふちなしキーがずっしりと並んでいますが、打鍵感は悪くないです。たまにEnterキーに小指が届かなくて ] キーを押しちゃうことがありましたが、ミスはそれくらいかな。あと、バックライトも付いています。
なんと言ってもタッチパッドが“シームレス”なのが特徴。この写真だと全く分かりませんが、通常の場所にタッチパッドがあります。なかなかお洒落。初め、ちょっと戸惑ったのですが、慣れるに従って問題もなくなりました。
キーボードでさらに特徴的なのが最上段のファンクションキー群。静電容量式(指で触れると感知するタイプ)でFnキーを押すと機能が入れ替わり、表示もパッと切り替わります。これならば迷うことなし。これ、いいですね。普通のキーボードだとFnキーを押したとき・押してないとき、どっちがどっちだかちょっと迷うことがありますから。
色々と使ってみた
まずは普通に(?)オフィスツールを動かしてみました。MS-Excelです。全く問題ないですね。(作業中に地震がありましたが。。。被災地の復旧・復興を願うばかりです)
Zoomでリモート会議を起動。インカメラの画像は鮮明です。背景画像挿入も大丈夫。
オフィスツールがサクサク動いて、リモート会議も問題なし。一般的な「仕事」に使うのに不自由はなさそうです。非常に快適。
でも、仕事に使うだけじゃこの機種はもったいない気がします。そこで、Adobe Photoshopをインストールして写真編集もやってみました。簡単な作業ですが、「空を変える」機能を使って青空を嵐のような曇り空にしてみました。これ、どれくらい負荷のかかる作業かは分からないんですが、体感として自分が使っているデスクトップパソコンと変わりないくらいのスピードで変換終了。ラップトップ機はグラフィック性能がそれほどでも、、、ということが多い気がするんですが、この程度の作業ならば大丈夫でした。動画編集までは試していないんですが、ちょっとした“クリエーター仕事”もこれでいけそう(あれ?結局仕事になっちゃった?)
NetflixやHulu、YouTubeなどで動画を楽しむ、なんてこともやってみました。カクカクすることなく、作品に没頭できます。これは自宅で試したので、スピーカーから音を出してみましたが、低音もある程度聞こえ、悪くはありませんでした。
感想
これならばパーソナルユースにも充分。少なくとも、私の普段の使い方では文句ありませんでした。
キーボードもお洒落なだけではなく、使用感(打鍵感)も悪くないです。安物のラップトップだとペコペコしたり、押した感がないなんてことがありますが、このキーボードは違和感がなかった。Fnキーが分かり易いのも気に入りました。
ポートがThunderbolt(USB Type-C)だけというのは賛否両論ありそうですが、左右に一つずつ付いているので、電源コードの引き回しにも便利だし、もう一方をディスプレイに繋いだりできるので、私はこれでもいいかなと思います。
あと、顔認識だけではなく指紋認証にも対応しているので、暗い場所でもちゃんと(指紋認証で)ログインできるのも好きです。
ラップトップPCもこれくらいのスペックになると、メインの一台としても使えそうですね。大きい画面が欲しければディスプレイだけ買い足せばいいし。まあ、その場合はディスプレイだけではなくて、外付けHDDなんかも繋げたくなるから、USBハブ・ドッキングステーションは必要になりそうですが。
ここから買えます
下記写真をクリックした先からどうぞ。
コメント