Xから乗り換える先はどのソーシャルメディア(SNS)がいいの?

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ソーシャルメディアの問題点 雑感
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こんな話は今更しなくてももうあちこちで言われているよ、という内容だけど、同じことをそれぞれの立場で語ってみるのもそれなりに意味はあるでしょうと思い、書いています。

Xに嫌気が差し、他を当たってみる

それまでも酷かったが、イーロン・マスクがCEOになって以来、旧Twitter(現X)では誹謗中傷やデマ、陰謀論の類が溢れている。狂信者的な人たちはデマと思っていないかもしれないが。それでも欲しい情報のために我慢して使ってきたが、さすがに嫌気が差してきた。今後、トランプ政権になるとますますひどくなりそうだし。。。。

ということで、別のソーシャルメディア(SNS)に”拠点”を移したいなと考え始めた次第。その準備として、とりあえず有名どころの各種ソーシャルメディアでアカウントを作り、ちょこちょこ使い始めてみた。以下がその一覧。

他にもFacebookは本当の顔見知りとの連携用、Linkedinは仕事用とアカウントはあるが、不特定多数の人達と”関わる”ことを目的としたものは上記の三つだろう。あと、Instagramは写真貼り付け専用かな。

どれもまだ、ブログに投稿した際にその”告知”を投稿している程度なので、ちゃんと使っているとは言えない状態です。一方で、Xでフォローをさせてもらっていたユーザーさんに対しては各ソーシャルメディアの側でも積極的にフォローをしていっています。そのため、ほぼRead-Only状態ではありますが日々、”訪問”はしています。

別に、どれか一つを選ばなくてもいいですが、今は他の皆さんがどのメディアを活用しようとしているのか様子見状態。

そうしているうち、どれがいいかを選ぶのであれば、その判断基準をまずは明確にする必要があるなと思い始めています。「Xが酷いんで嫌だな」は乗り換えの契機ではあるものの、では他のどれがいいかを選ぶには自分の考えや(潜在的?)要望をまとめてみる必要があります。

ソーシャルメディアに望むもの

自分はソーシャルメディアで何がしたいんでしょうか。何を期待して、毎日覗きに行っているんでしょうか。

議論を言い合える場であってほしい

ざっくりと言うと「気軽なおしゃべりがしたい」ということなのだろうと思います。「こんな面白い話があったから聞いて」だの、「こう思うけど皆さんはどう思いますか?」という感じ。世間話から一歩進んだ辺りですかね。 一方通行で情報発信するならば他の方法があるでしょう。コメントを受け付けて入るけど、ブログは発信することが主になっていますかね。それと違って同じ立場で”意見を言い合える”のがソーシャルメディアでしょう。価値観や信条は当然、人によって異なりますから意見の違いは当たり前。でも、人の考えを尊重し、建設的な議論ができる場であってほしい。

速報性のある情報を得たい

世の中で起きていることを知りたい。大きな事件や事故はマスメディアが報道するでしょうけど、もっと身近なことがらが今どうなっているのかを知るのにソーシャルメディアは向いていると期待しています。電車遅延が起きた時、それがひどい場合は公式サイトからお知らせが届くけど、ラグがあるし発信頻度も低い。それに対して「入場規制が始まった」だの「やっと動き出した」なんてのはその場にいた人から発信された情報の方が早い。

推しの情報を得たい

推している人のTV・ラジオでの出演情報をタイムリーに受け取りたい。また、同志(?)からの感想などは読んでいて楽しい。

あと、推しではなくても書籍の紹介は参考にしています。新聞の書評もあるけど、新刊情報はソーシャルメディアが早いし、量も多いので。 今も嫌々ながらXを使っているのはこれが一番の理由かもしれない。

さて、Xの現状は?

そんな「ソーシャルメディアに望むもの」から見た現状のXはどうだろうか。上記の通りに「オシの情報を得」るという目的は果たしている。だが、「速報性のある情報」に関してはフェイク、ガセネタも一杯。電車遅延のガセネタは今のところは見たことがないけど、地震や洪水などの災害の際にはかなり怪しげな投稿が一杯だ。 もっとひどくてどうしようもない状態なのが「議論を言い合える場」になっていないこと。”考え”についての議論ではなく、人格否定・バッシング・いじめ・恫喝・名誉毀損・デマ・暴言の嵐だ。陰謀論も山程。「逆張りをするのがカッコいい」と思っている人が多いのかな?と考えていたんですが、そうでもないみたい。本気で信じている人が多そうなのが怖い。別の観点から考えてみるとか、客観的に判断することをやめてしまった狂信的な人はこれまでもいたでしょう。でも、それがソーシャルメディアのせいでやたらと目立つようになってしまった。さらには、他の人達を”攻撃”するようになってしまった。そしてその流れはネット上だけではなく、リアルな世界にも大きな力を持つようになって選挙のあり方を変えてしまっている。

今のところ、目についたそんな発言をしているアカウントを片っ端からミュートにしている。しかし、次から次へと湧き出てくるのでそんな対処的な方法では追いつかない。

プラトンも警鐘を鳴らした「衆愚政治」。それは独裁者を生み、人々は抑圧されるということは、これまでの歴史が教えることだろう。そう考えると、ソーシャルメディアを乗り換えて”安全地帯”に逃げることがあるべき解決策だろうか。沈黙は衆愚の典型的な形態である。

ソーシャルメディアは「エコーチェンバー」を生みやすく、人々を”先鋭化”してしまう力が強いとはよく言われている。凝り固まった集団が作られ、それらの間での分断を生んでしまうという訳だ。単純な二元論かどうかはわからないが、自分たちは正義、あいつらは悪という型に当てはめてしまうのは人の習い性なのだろう。血液型占いも、最近流行りの性格判断も、根拠のないカテゴライズなのになぜか信じてしまう人が多い。人に対してだけではなく、自分自身も一つのカテゴリーに嵌めてしまい、その枠の中に閉じこもってしまうのだろう。ソーシャルメディアのエコーチェンバーによって”仲間”が見つかることによりさらに固まってきてしまう。

本命はどのソーシャルメディアか?!

ということで、Xよりもマシなソーシャルメディアに移りたい訳ですが、上記の観点を満たすプラットフォームはどれになるのでしょうか。試しに今、話題の人の名前を入れて検索し、どんな投稿がされているか見てみました。

Mastodon

一番”平和”だったのはMastodon。ただ、残念ながらこれはユーザー数自体が少ないからのようで、平和ではあるけれどニュースもあんまり流れてこないので私の要望には合っていないようです。

Bluesky

米国で本命視されているらしいBlueskyも悪くはなさそう。今のところみんなが好きなことを発信していて、それに対しての誹謗中傷や、さらには陰謀論らしきものは見当たらない。ただ、新しいだけ合って相互コミュニケーションと言うよりは、まだ一方的に発信したい人が情報を流している段階のようだ。

Threads

Treadsは、大手のメタが運営していることもあるのか、いわゆる“公式”アカウントが多いみたい。マスメディアや各種企業のアカウント、インフルエンサーの登録が多そう。私の推しである山崎怜奈さんのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと」の公式アカウントも日々、番組の情報を発信してくれています。 ただ、いわゆるハッシュタグ機能がなかったり、検索機能が限定的だったりと、使い勝手に不満あり。まあ、これはこれで新たな使い方があるかもしれないし、これから新機能が拡充するかもしれないですが。

急に現れたmixi2

この記事、書き始めたのは一ヶ月以上前。なかなか筆が進まずにいたが、うだうだしているうちにあらたな「選択肢」が現れてしまった。まだ(?)AndroidスマートフォンかiPhoneでしか使えないようですが(ArmベースのChromebookなら大丈夫)、往年のユーザーたちが懐かしさからか、それとも過去を知らない人たちが物珍しさからか、ユーザー数が急拡大しているらしい。アカウントを作るには既存ユーザーから招待してもらわねばならないけど、今は皆さん招待状をオープンに拡散している状態なのですぐにユーザーになることができました。 懐かしき「コミュニティ」文化は再燃するのだろうか。

さて、どうしよう? まだまだ様子見は続く。。。

現在の X のことを良しと思っていない人は多いのでしょう。そして、将来にはさらに悪くなると。 と言いつつ、最初に戻ってしまいますが乗り換え先の決定打となるものは今のところはないですね。もうしばらく様子見でしょうか。来年になってトランプが大統領に就任し、イーロン・マスクが閣僚として本格的に活動し始めたら色々と動きは加速しそう。その状況を注視しつつ、どうするかぼちぼちと決めて行きたいと思います。

参考書

最後に、これまでに読んだ、この問題に関係の有りそうな本をご紹介。まあ、私の別のブログ(Bunjin’s Books Reviews)の宣伝ですが。

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