OPPOさんからこの機種を借用・試用してこの記事を書いています。
OPPO Reno11 Aとは
概要
OPPO Reno11 Aは、いわゆるミドルクラスに分類されるスマートフォンです。公式オンラインショップでの定価は五万円以下(¥48,800税込)となっています。ウリはもちろん、この値段なのにこれだけのスペックだぞというコストパフォーマンスの高さです。
スペック
主なスペックをOPPO Reno11 A自体で表示させてみました。RAMは最大で16MBまで拡張可能とのこと。
この他の特徴的なスペックを挙げると,
- 最大67W急速充電対応
- 4年間使っても80%以上の最大充電容量をキープする長寿命バッテリー
- リフレッシュレート120Hz 6.7インチ有機ELディスプレイ
- 三眼カメラ
- [広角] 約6,400万画素 (F値1.7)
- [超広角] 約800万画素 (F値2.2 / 画角112°)
- [マクロ] 約200万画素 (F値2.4)
- 重さ約177gの軽量さ
- Bluetooth Ver.5.2
- モノラルスピーカー、ハイレゾ (対応イヤホン使用時)
- ディスプレイ指紋認証 / 顔認証
- 防水・防塵:IPX5・IP6X
- おサイフケータイ対応(Felica搭載)
となっています。スピーカーがモノラルなので、気にする人はいるかも知れませんね。まあ、音楽を聴いたり動画を見たりする時はイヤホンを使用することが多いでしょうからさほど問題ではないでしょう。この辺りでコストダウンを図っているということなのかな。
充電時間を試してみました。残念ながら手元に67WのACアダプターがなかったので、46Wのもので試しています。充電が10%ほどになってから約47分で100%になりました。
外見チェック
見た目をチェックしていきます。
カメラ(レンズ)は上述の通りに3つ。全体の大きさとしては、ちょっと大きめでコンパクトサイズと言われるものに比べると一回り大きいかな。総重量も軽いので、変に重心が偏っているような印象はありません。持ち易い。
レンズ部分はだいぶ出っ張っています。デザイン的にはちょっと無骨感があるのかな。私は「スマートフォンはカメラだ!」と思っている手合なので、こっちの方がカメラっぽくって好きですが。
側面・底面のボタン、スロット類の配置は以下の写真の通り。指紋センサーはディスプレイ上にあります。イヤホンジャックはありません。USB-Type C端子がUSB2.0/OTB対応です。有線イヤホンはこちらに繋いでください。
SIMスロットを取り出してみました。SIM1(nanoSIM)+SIM2(nanoSIM) or microSDが挿さる仕組み。二回線に対応しています。
物理SIMとeSIMの組み合わせによる二回線もできます。最近はeSIMも普通になってきましたから、これからの機種はeSIM対応が当たり前になってくるんですかね。私も使っていましたが、確かに機種交換時の切り替えもシンプルになり、便利になりました。
使ってみた
カメラ機能はなかないいですね
私の場合、スマートフォンで最も重視するのがカメラ機能・性能です。それを確かめるべく、色々と写真・動画を撮ってみました。
こちらはカメラの設定画面。「写し込み」でウォーターマークや日付などを入れられますし、グリッド(ファインダー上に表示される参照線)や水準器(地面と平行になっているかを見るマーク)などが利用できます。
グリッドをONにすると、こんな風に参照線が表示されるので画面のバランスを取るのに便利です。例えば、景色を撮る時に水平線・地平線は画面の1/3の位置に設定するとバランスが良いなんていう基本テクニックを守るのに使えます。もちろん、どんな画角で撮ってもいいので、この線は文字通りのガイドラインに過ぎませんが。
超広角・広角の違いを試してみました。また、最高画質で撮影しなければデジタルズームも使えます。
あと、最初から最高画質で撮影することも可能なので、とりあえずそれで撮影し、あとから必要な部分を切り抜いてもいいかもしれません。いずれにせよ、以下のようなクオリティで撮影することができました。曇天でちょっと暗い状況でしたがゴリラくんの表情や皺(毛並?)もきれいに撮れています。
晴天の下だと景色もいい感じですね。壁面の格子模様もくっきりしています。
暗い室内から明るい窓の先の景色も入れて撮影してみました。HDR機能をONにしてあります。人の目で観ても室内と窓の外ではかなり明るさに差がありましたが、人の後ろ姿や家具、左側の写真パネルもきちんと写っています。これなら「逆光で被写体が真っ黒になっちゃった」なんて失敗が少なくなりそうです。
マクロ撮影も試してみました。ピントがちょっと甘くなってしまいましたかね。マクロ撮影時には「被写体から4cm離せ」と警告が出ますが、さてこれはどうだったろうか。
こちらのマクロ撮影はうまくいった例になったかな。
その他にも色々なシーンを撮ってみました。別ブログで紹介しているので興味があればどうぞ。
こんな便利機能があります
カメラの機能ではなく、写真を撮ったあとの加工に関してこんなツールが付いてます。いわゆる「消しゴム」機能ももちろんあるんですが、その応用と言うか、選択したものを消すだけではなく、スタンプ的な形で切り出し、他の写真に挿し込むことができるというものです。言葉だけではわかりにくいかもしれませんが、下の例を見てもらえばすぐにわかるでしょう。ピンクの花の写真から花の部分だけを切り出し、枯れてしまった別の花に上書きしてみました。こんな感じで写真によるスタンプを自分で色々作って遊べます。Photoshopなどの高機能ツールがなくても、いわゆる“コラージュ”作品が簡単にできますね。
別の便利機能。「クイック起動」です。ロック画面で指紋認証によってロックを解除する際、長押しをしてアプリをすぐに起動できるというものです。
事前に対象となるアプリを登録しておく必要がありますが、さっと呼び出せるのが便利。ロック画面から一発で呼び出せるのがミソです。
試しにGmail、Slack、Notionを登録してみました。そして、Slackを起動してみた様子が下の動画です。通知機能からそのアプリを起動することは普通にできますが、こちらはアクティブに好きなタイミングで起動できるのでなかなか便利。Slackで誰かにすぐチャットしたいなんて場面はよくあるんじゃないでしょうか。なかなか気の利いた機能です。
ゲームはポケモンGoなど毎日のようにやっているんですが、アクション系は苦手。でも、この機能があると少しは良くなりますかね。ゲームに集中するためのモード設定ができます。通知やらなんやらの邪魔が入らないようにしてくれます。他のスマートフォンでも似たようなものがありますが、こちらはやたらと設定項目がいっぱい。かなり細かく設定できます。まあ、ポケモンGoではそこまで集中する必要はないですが。
クリーンアップ機能も充実しています。通知設定を変更しないと毎日、「今日はクリーンアップしていないぞ、ちゃんとやれ!」といった主旨のメッセージが飛んできます。表現はもう少し優しめですが。
最近は通信スピードも上がり、通信容量の制限も大きくなりましたから、確かにキャッシュを溜め込む必要はないかもしれません。クリーンアップして気分良く操作できる方がいいのかも。
感想
以前、OPPO Reno10x Zoomを使っていました。あちらはカメラに光学ズーム機能をつけていたりして、そこそこの値段がしました。こちらはそこまでのカメラ機能はないものの、性能はかなりいいんじゃないかと思います。速写に優れていて、ピントがすぐに合うし、露出合わせもいい感じです。シャッターチャンスを逃さないってやつですね。
ゲームをやり込んだりはしないので、今回試した中では写真の加工が重たい作業になると思いますが、サクサクと動いてくれて快適でした。ディスプレイの表示も綺麗ですし、カメラとしての機能・性能はグッドです。
なによりもこの値段。これで充分じゃない?と言えます。その意味でおすすめですね、この一台。
ここから買えます
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コメント
さしんいかんするきのうもなかなかですね、値段も魅力です。私もかなり安いの使っていますけどどっこいどっこいですね。
フラッグシップ機は十数万円ですから、なかなか手が出せなくなりました。この価格帯でこの機能・性能はかなりいいと思います。