Photo by William White on Unsplash
クラウドファンディングとは
クラウドファンディング(英語: crowdfunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語であり、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。
クラウドファンディング – Wikipedia
クラウドファンディングを利用したことがありますか? 私の場合は起業したりするわけではないので、出資を募る方では利用したことがありません。でも、その逆の”出資者”としてはちょこちょこ利用しています。と言っても、オンラインショッピングの延長線で面白そうなもの、便利そうなものを”購入”する感覚で利用しているだけですが。実際に、クラウドファンディングを利用する人の殆どがこんな感じのライトな利用者じゃないでしょうか。その立場からクラウドファンディングの利用体験を紹介したいと思います。
そんなクラウドファンディングをまとめて紹介しているサービス・サイトがあって、私が利用しているのは主に日本のCAMPFIREと、アメリカのINDIEGOGOです。
クラウドファンディングってどんなものがあるの?
クラウドファンディングで人気なカテゴリーは
- ちょっとエッジの効いたガジェット(の開発)
- 町おこしやイベント
- COVID-19で売れ残っている在庫品の“処分”
など。
ガジェット系で、海外で流行っていたのは電動キックスクーターや電動自転車。参入し易いのか、色んなスターター企業が名乗りを上げている。ただ、日本だと道路交通法上、公道を走れないので要注意ですが。
町おこしやイベントもパンデミック前には流行っていました。でも今はそれに変わって、経済の停滞で大量在庫を抱えてしまった企業が「助けを求める」ケースが増えているようです。レストランなどに卸していた企業は、小売の販路を持っていないでしょうし、急にオンラインショップを立ち上げても知名度がないので苦戦するようで、クラウドファンディングという形でアピールしようということ。
クラウドファンディングで色々ゲット
支援したもの色々
私も何回か“支援”をしています。まあ、アマゾンなどで品物を購入するのとそんなに変わらない感じですが。
ガジェット系ではスマートフォン用のスタビライザー。動画・写真をブレずに撮影でいるようにする機材です。既にいろんな企業から商品が販売されていますが、その当時は「最小(最軽量)で安い」点に惹かれたのでした。もちろん、今でも使っていて、いざという時に活躍しています。
在庫処分系では、冷凍の肉巻きおにぎり・いなり寿司を購入。ごはんの里 っていう広島の企業で、フードコートやホテル(のバイキング)、病院などが主な卸し先とのこと。外出自粛で注文が激減し、在庫が溜まってしまい、廃棄しないといけなくなってしまったという訳です。フードロスを避けたい、そしてもちろん会社として損失を避けたいとのことでしょう。
“支援”した理由は、単純に美味しそうだったから。肉巻きおにぎり、下北沢にも店があるけど、食べたことなかったんですよ。冷凍していれば数ヶ月もつとのことで、これは良いと思った次第。実際、食べてみたら、濃いめの味ですが、かなり美味しかった。こちらはオンラインショップ(ごはんの里冷凍便)を持っているようなので、リピートしようかと思っています。
本当に必要あるのかわからないけど、面白そうなのでついつい“支援”してしまったものもあります。これ、クラウドファンディングサイトの危ないところですね。アピール文章を読んでいると、これは面白い!欲しい!!と思っちゃうんですよ。
こちらはアメリカのINDIEGOGOに出ていたやつなんですが、折りたたみ式の先割れスプーンです。会社や出張先でお弁当を買った時に、箸をもらい忘れたり、折れてしまって困った経験があるんです。まあ、オフィスならば何本か割り箸をストックしていたので問題なかったのですが、出張先のホテルだとちょっと困ってしまいました。そんな記憶があったせいでしょう、「こいつをスーツケースに入れておけば安心だ。かさばらないだろうし」と思ってしまったんです。スーツケースに詰め込んでおくならば、普通のカラトリーセットでも良かったんですけどね、折り畳めるっていうギミック感に惹かれてしまった。
ちなみに、海外から商品を届けてもらう場合は送料や関税の問題もありますので注意が必要です。
また、ガジェット開発の案件だと「支援を得てこれから本格的に量産」という場合がほとんどですから、実際に商品を手にできるのは何ヶ月も先になる場合が多いです。そう、COVID-19のせいで出張に行かなくなっちゃったので、この折りたたみ式スプーンもまだ出番がないんですよ。支援をした時にはこんな状況になるとは思いもせず。。。
たまには“トラブル”もあります
失敗例としては「プロジェクトがコケた」ケースも。支援の条件をよく確認してほしいんですが、案件の中には支援をしても製品開発に失敗したらお金が戻ってこない・もちろん製品ももらえないケースがあります。私も一度だけ、携帯式コーヒー抽出機の案件でその経験があります。9千円ほどがパーになってしまいました。「オンラインショッピングと同じようなもの」と書いてしまいましたが、クラウドファンディングはやはり別物。その点は注意が必要です。あくまでも自己責任です。
また、“現在進行中のトラブル”としてはこのスーツケースの案件。めでたく支援金は集まって製造はされたようなのですが、運送トラブルで未だに手元に届いていません。中国の工場で生産しているようなのですが、COVID-19やらなんやらで配送が遅れに遅れているよう。
まあ、こちらも海外出張用にと思ったのだけど、すぐには必要がなくなったので気長に待っていますが。
色々あるけど、クラウドファンディングは魅力も一杯
最後に怖い話も書きましたが、総じて安定した運用がなされているようです。個々の案件の注意書きを良く読んで“支援”を決めてください。
ガジェット好きの私としては、宝探しのような気持ちでちょこちょこサイトを覗いてます。人とは違ったガジェットが欲しい、純粋に困っている人・企業を助けたいと思ったら、クラウドファンディングで支援してみたらいかがでしょうか。
まずは、国内のサイトでお試しするのが良いでしょう。ということでCAMPFIREがおすすめです。
コメント
ミニ稲荷魅力的ですね。私もいろいろ買ってみたいです。
カメラ関連の「なるほど、これは面白そう!」なんてのもありますよ。サイトを見ているだけでも楽しめます。
こんばんは。
私、たった今まで、クラウドファンディングについて調べていた所でしたので「何てタイムリーな・・・!」と大変興味深く読ませて頂きました。
実は、友人から寄付の依頼がありまして・・・。
クラウドファンディング、という言葉やその内容については、
大まかには分かっているつもりでしたが、自分にとっては余り関わりのない事だと思っていたので、改めてその仕組みなどについて・・・。
ぶんじんさんは、readyfor ってご存じですか?
クラウドファンディングもそこまで身近なものになっていたんですね。
readyforって私は知らないのですが、ここで紹介したCAMPRIREみたいなサービスのようですね。
友人からの依頼となると、リターンを期待するよりも、支援のための寄付という感覚なのかな。
はい、おっしゃる通り、ある福祉施設の支援のための寄付です。
リターンは寄付の額によって、のようです。
でも、クラウドファンディングに、<リターン>というものがあるという事も、初めて知りました(^^; 良い勉強になりました。
多少なりともお役に立てたようでうれしい限り。
[…] […]