DELL Vostro 5310とは
実際にVostro 5310を試用する機会を得ましたので、実際に触ってみた感想をレポートします。
パソコンメーカーでおなじみのDELLでは個人向け、法人向けに色々なシリーズ名でパソコンが用意されています。以前、個人向けのXPS 13をここでも紹介しました。その話は下記記事を参照してください。
法人向けにもいくつかシリーズ展開されていて、主なものは
Latitude | ビジネスパフォーマンスとコラボレーション |
Vostro | スモールビジネスの生産性 |
Precision | プロフェッショナルアプリケーション |
の三系統。Vostroは個人事業主や中小規模の企業がコストパフォーマンスを重視して採用するシリーズと言えましょう。実際、私も以前、会社で支給されて使っていましたが、PowerPointで資料を作ったり、ネットミーティングをする分には全く支障はありませんでした。
これは個人的感想というやつですが、CPUよりもメモリ量の方が快適さに影響するかなと思います。私が使っていたVostroは8GBのメモリだったかな。たぶん、4GBだとマルチタスクで色々な作業を一辺にしようとすると苦しいかも。
さて、Vostroのスペックはどうかというと、DELLの場合は“CTO:Configuration To Order”(注文時に組み合わせを選べる)でお馴染みですから、説明がしにくい。2021/12/19時点で公式オンラインショップに並んでいるものを見ると 今回試用した 5310の5000番と、3510などを含む3000番台のラインナップがあります。下記のバリエーション表は、すべての組み合わせが選べる訳ではなさそうですが、主なオプションとそのバリエーションをまとめてみました。
CPU | Celeron 6305, Ryzen 3, Ryzen 5, Core i3, Core i5, Core i7 |
ディスプレイ | 13inch, 14inch, 15inch / Full HD+(1920×1200), Full HD(1920×1080) |
OS | Widows 10 Home, 10 Pro, 11 Home, 10 Pro(11 Proライセンスを含む) |
メモリ | 4 GB, 8 GB, 16 GB |
ストレージ | SSD 256 GB, SSD 512 GB |
グラフィック | AMD Radeon, 統合型 |
カラー | グレー, ブラック |
ポートとスロット | 3510 : SDカードスロット, USB Type-A 2.0, USB Type-A 3.2 Gen 1 x2, HDMI, 電源端子, セキュリティスロット, ヘッドセットジャック 5310 : USB Type-A 3.2 Gen 1, Thunderbolt 4.0 (PowerDelivery, DisplayPort) x2, ヘッドホン・マイクロフォンコンビジャック, HDMI 1.4b etc. |
AC電源 | 65 W |
ポート・スロットが上記以外にも各機種によって違いが色々とあるので、周辺機器との組み合わせも考慮して機種を決める必要がありそうです。
なお、私が試用した5310のスペックは下記の通りです。特徴としては、電源端子がなく、Thunderbolt(USB Type-C)でACアダプタに繋げるところでしょうか。新しい機種だけあって、汎用性が高くなっていますね。Thunderbolt端子は二つ付いているので、一つで電源に、もう一つでハブを繋げたり、拡張ディスプレイに繋げたりできます。さらにはUSB Type-A端子も、HDMI端子も付いているので、旧来の(現在、一般的な)環境にも対応可能となっています。
CPU | Core i5 |
ディスプレイ | 13inch / Full HD+(1920×1200) |
OS | Widows 10 Home |
メモリ | 8 GB |
ストレージ | SSD 256 GB |
グラフィック | 統合型 |
カラー | グレー, ブラック |
ポートとスロット | 5310 : USB Type-A 3.2 Gen 1, Thunderbolt 4.0 (PowerDelivery, DisplayPort) x2, ヘッドホン・マイクロフォンコンビジャック, HDMI 1.4b |
AC電源 | 65 W |
寸法・重量 | 15.9 x 296.78 x 210 mm , 1.26 Kg |
外観チェック
概観を見ていきます。まずはACアダプタ。65 W仕様なのでちょっと大きめ。端子は上記の通りにUSB Type-Cとなっています。
天面。中心に「DELL」のロゴマークが刻印されています。シンプルなデザインですね。
底面。こちらもスッキリしています。
右側面。写真右側がディスプレイ側になります。右からヘッドホン・マイクロフォンコンビジャック、USB Type-A 3.2 Gen 1端子です。USB端子ですが、この薄い筐体に収めるため、下部を開いて使うタイプになっています。
左側面。写真左側がディスプレイ側になります。左からHDMI端子、Thunderbolt 4.0 (PowerDelivery, DisplayPort) x2となっています。
Thunderbolt端子が二つ付いているのはいいのですが、電源ケーブルの引き回しを考えると、両側に一つずつ付いているとさらに便利だったかな。
ディスプレイはこれくらいまで傾けることができます。見ての通り、キーボード下側に入り込む形になり、ちょっとキーボードを持ち上げてくれます。多少ではありますが、キーボードの打ちやすさを向上させているでしょう。
キーボードは右側がちょっと窮屈かな。Returnキーに食い込んじゃっているキーがありますね。右Shiftキーも、左に比べるとだいぶ小さくなっちゃってます。
とは言え、打鍵感は悪くなく、そんなに打ち間違いもありませんでした。
あと、特徴としては、インカメラにスライド式のシャッターが付いていること。パソコンがクラックされた時も、これを閉じておけば覗き見されることがないでしょう。もちろん、その代わりにいざリモート会議って時にビデオがつかない!と慌てないように。実際、今回の試用でも一回やっちゃいました。
使ってみた
ということで色々といじってみました。
その前に、ディスプレイの設定だけ変更。「テキスト・アプリのサイズ」が出荷時設定だと150%になっているようです。これを100%に変更。折角のFull-HD+の解像度ですから、それを活かさないと。もちろん、視力とディスプレイのサイズ(今回は13インチ)によりますが、私はこれくらいがちょうどいい感じです。
在宅勤務・テレワークも増えたことも理由の一つでしょうが、いわゆる“ビジネス用チャットツール”が流行っているのではないでしょうか。私は誰と連絡する訳でもないですが、「お一人様Slack」をやってます。メモ帳代わりですね。
そのSlackを走らせつつ、PowerPointなどのオフィス系ツールを使ってみました。もちろん、これくらいだと快適にサクサクと動いてくれます。私も実際に仕事でVostroを使っていた時はGoogle Workspace(当時はG suite)を常時使いつつ、PowerPointで資料作りをするというのが標準的な使い方でした。
もちろん、表計算も問題ない。
ちなみにこのブログ記事もこのVostro 3510を使って書きました。
Teamsのビデオ会議。
そしてZoom。これらも見ての通りです。
ということで、普通の事務作業などにちょうどいい機種と言うことが改めて分かりました。法人向けとしておすすめできる機種でしょう。
価格も、十万円以下の組み合わせもあるし、高くてもほとんどの組み合わせで二十万円以下なので、少額固定資産として一度に損金算入できるのもビジネス的にはうれしいんじゃないでしょうか。
あと、パソコンのメンテナンスを楽にするツールが色々と提供されています。この「SupportAssist」もその一つ。ドライバーのアップデートや不要ファイルの削除などが簡単にできるので、長く快適にパソコンを使うことができるでしょう。
ここから買えます
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