ASUSさんからこの機種を借用・試用してこの記事を書いています。
ASUS ROG Allyとは
「ROG Ally(アールオージー エイライ)」は、某ポータブルゲーム機と見た目が似ていますが、中身は正真正銘のWindowsパソコン。Windows OS 11 Homeがインストールされています。そう、Windows版のゲームを手元でプレイできてしまうゲーム機なんです。
主なスペックを紹介すると。。。
型番 | RC71L-Z1E512 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen Z1 Extreme 3.3GHz/5.1GHz 16MB |
メモリ | 16GB LPDDR5-6400 |
ディスプレイ | 7.0 inch ワイドTFTカラー液晶 グレア 1,920×1,080 タッチパネル AMD Radeon (最大8.6TFlops FP32) 外部ディスプレイ出力:最大7,680×4,320 |
ストレージ | SSD 512GB (PCI Express 4.0 x4) |
センサー | 加速度センサ、ジャイロセンサ Windows Hello 指紋認証対応 |
通信 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) Bluetooth 5.1 |
I/F | ROG XG Mobile I/F, USB3.2 (Type-C/Gen2) ×1, microSDメモリーカード スロット, マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
電源 | Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A) またはリチウムポリマーバッテリー (4セル/40Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約10.2時間 |
バッテリー充電時間 | 約1.6時間 |
消費電力 | 最大約65W |
サイズ・重さ | 280.0×111.38×21.22~32.43mm、約608g |
付属品 | ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書(保証期間:一年間) |
スペックを見ての通り、かなりしっかりしたWindowsパソコンですよね。それがこのサイズに収まっているんですから驚き。しかも、ROG XG Mobile I/Fが付いているので、ASUSの外付けGPUユニットROG XG Mobileにも接続できてしまう。
Windows Updateが動いているところをスクリーンショット。この画面だけ見ると普通のWindowsパソコンと見分けが付かない。というか、Windows OSなんで当たり前なんですが。
キーボードが付いていないから、Windowsタブレットとして動く感じです。もちろん、Bluetoothで外付けキーボードを取り付けることもできますが。
スタバに連れ出してみた
何はともあれ、使ってみないと。いつものように、スタバに連れ出してみました。凄く目を惹くかな?とちょっと期待したのですが、あのゲーム機と見た目が似ているせいか、誰も見向きもしなかった。うむ、残念。おじさんが一人でゲームしている、程度にしか思われなかったようです。「これ、Windowsパソコンなんだよ!」と叫ぶ訳にもいきませんからね、静かにプレイしたのでありました。
写真には写っていませんが、ゲームをする時にはBluetooth接続のヘッドセットを使いました。Windowsパソコンだから当たり前なんですが、普通にBluetooth接続の設定ができましたよ。
ジョイスティックやらなんやらの出っ張りがあるので、持ち運びにはケースも一緒に購入した方が良さそうです。
Windowsパソコンではありますが、ゲーム機でもあるので、ゲーム用のアプリが自動的に起動されるようになっています。インストールしてあるゲームやゲーム用ホスト(Steam、Xbox)がこのように並んで表示される“Game Library”です。このアプリのお蔭で、すぐにゲームを起動してプレイを始められるのでした。
このアプリで、ゲームごとにボタンやレバーに割り当てる機能をカスタマイズできます。私が選んだゲームでは、すでにそれら用の設定ができていたようで、特に自分でいじる必要はありませんでした。まあ、何か特別な配置がしたい時に使うといいでしょう。
さてさて、久しぶりにPCゲームをやってみました。と言っても、最近のゲームには付いていけないので、その昔ハマったこれ。そう、DOOM (1993)です。3Dシューティングゲームの元祖みたいなものでしょうかね。迷宮のような場所で、武器やアイテムを拾いつつ、敵(ソルジャー、モンスター)を倒していくゲームです。画面のドットの粗さ、動きのフニャフニャしているところなど、時代を感じますね。これが当時の最先端だった訳です。でも、長時間やるとこのフニャフニャのせいで酔ってしまうという致命的な欠点があるのですが。。。
酔わない程度に遊んでみました。敵(モンスター)が左の方に逃げてしまっているのに、関係ない方向ばかり撃っていますねぇ。ああ、下手くそ。。。
見返すと、超下手すぎて見ていられない。まあ、こんなに古いゲームでは参考にはならないでしょうけど、Ally上ではストレスなく動きます。当たり前か。
オールドなゲームばっかりで恐縮ですが、それこそ大昔に登録していた「CIVILIZATION」が残っていたので、これまた久しぶりに遊んでみました。こちらはシムシティみたいに街を作っていく系のゲームです。
さすがにこれだとAllyの実力が分からないだろうと思い、ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークをインストールし、試してみました。デフォルト設定でやってみた結果は 6328 やや快適 とのこと。
説明が前後しましたが、XboxやSteamが普通に使えるので、他のゲーミングPCで既に設定、ユーザー登録をしている人であれば、Ally上でもそのまま利用できます。もちろん、ゲーム本体はダウンロード&インストールする必要がありますが。自宅のゲーミングPCで遊んだ続きを、スタバでもできるということです。
もちろん、Windowsパソコンとしても使えます
今度は、趣向を変えて、Windowsパソコンとしてもちゃんと使えるか見てみました。上記のスペックを見れば試すまでもないのですが、まあ、確認。
アプリは普通にダウンロードしてきて、インストーラーを実行し、インストールします。まあ、Windowsですからねぇ。今さら言うまでもないですが、レバーや十字キーが付いているデバイスでこんな画面が出てくると、なんか楽しくなってしまいました。
はい、ちゃんとNotionが動きました。ソフトウェアキーボードを使ってキー入力もできます。もちろん、外付けキーボードをBluetoothで繋いでもOKです。普通に使えます。画面もタッチパネルなので、指やアクティブタッチペンで操作することができます。
こちらも一応、確認。ちゃんとZoomも動きましたよ。ゲームに飽きたら(?)、仕事もちゃんとできますね。
SpotifyやYouTube MusicだってOK。バックグラウンドで音楽を聴きながら、Notionでブログの下書きができました。まあ、そこまでこのゲーム機でしなくてもいいんでしょうが、お試しですからね。
ゲーミングPCということは、グラフィック性能がいいと言うこと。つまり画像や動画の編集もサクサク出来ると言うこと。スマートフォンよりも画面は大きいし、パソコンと同じソフトが使えるので、出先でちょこっと編集作業もできちゃいますね。
まあ、ここまでしなくてもいいでしょうが、もちろんMicrosoft Officeのアプリも使えます。
このASUS ROG Allyと一緒にポータブルなキーボードも持ち歩けば、ゲームの合間に軽く仕事することができる、という検証でした。もう、出張にはこれだけ持っていけば大丈夫?!
まとめの感想
いやぁ、面白いですね。Windowsパソコンなのにポータブルゲーム機にしか見えないこのスタイル。このギミック感がいい。
で、単なる“色モノ”ではなく、ちゃんと使えるのがいい。ゲーム機としてSteamやXboxなどのプラットフォームが使えるし、Windowsパソコンとしていつものアプリが使える。
セカンド機、いやサード機かな。いずれにせよ、周りにドヤ顔しながら使えますよ、これ。
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