下北沢再開発
小田急線の複々線化が、当初は高架橋式としていたのが地下化となり、長期工事を経て2013年から小田急線下北沢駅が地下になった。それに伴い、地上にあった踏切は廃止され、自由に往来ができるようになる。さらには、地上の線路も撤去され、跡地が本格的に再開発されようとしている。
手始めに(?)、駅舎そのものが改造された。以前は交差する京王井の頭線下北沢駅と共同の改札口だったのが、完全に分離されている。そのため、乗り換えは一旦、改札の外に出て、乗り換え先の路線の改札を通る仕組みになっている。
また、旧来の改札口(北口、南口)は廃止され、新たに南西口、東口(小田急中央口)が設けられ、若干、人の流れが変わってきている。特に南西口周辺は、以前は細い陸橋がかかる静かな住宅街だったのが、人の往来が絶えない状態だ。
変わりゆく街並み
以前から商店街では店舗の”栄枯盛衰”サイクルが早く、開店したと思ったらすぐに閉店してしまい、あっという間に次の店がオープンする感じだった。そこに来て下北沢駅の大改造・地下化(線路跡という”空き地”の出現)はさらに街の様子を大きく変えたのだ。
十年前の写真と比べるとその変わり様は驚き。昔の写真を元に、今の景色をほぼ同じ角度で撮ってみました。それぞれ、並べてみましたので、その変化の様子を見てください。
下北沢駅南口。この写真は改装途中かな。カバーが掛かっている辺りはその昔、マクドナルドがあった場所。今ははす向かいに移ってます。
上記の通り、南口は廃止となりました。
井の頭線下北沢駅高架下の壁画・天井画。どういう経緯でこれが描かれたのか知らないのですが、かなりインパクトがありました。場所は本多劇場の前の通り。
今は高架自体が耐震化のためか造り替えられしまいました。
この左側はすぐ小田急線のホームがあった踏切。三十分開かないなんて日常茶飯事の開かずの踏切でした。渡って左手には”闇市”(マーケット)があったんですが、それも今は昔。
そして、踏切はなくなり、今は往来も自由。便利になりました。
こちらも踏切の景色。
線路跡は新たに商業施設ができるようですが、今は仮の駐車場となってます。
電車がすぐ裏を通る、踏切そばの居酒屋。走っているのは千代田線の車両ですね。夕焼けが似合う、レトロな雰囲気の商店街。
今は店も変わってしまったようです。
駅からちょっと離れていますが、これは代沢小学校の脇にあった創立記念製作品。子どもたちが魚や海に住む生物を作り、壁の上で”泳いで”いました。
小学校が耐震化のために建て直しとなり、残念ながら撤去されてしまい、今はただの壁に。
こんなプレートが記念として作られてました。
もちろん、変わらない景色も
十五年たっても変わらない景色ももちろんあります。
こちらは、以前はビルの駐車場だったところが店舗(東洋百貨店)になった場所の壁画。
ザ・スズナリ。ここは数十年、このまま。今も現役ってところが凄い。
再開発が進む下北沢。線路跡にはなぜか温泉施設までできるとか。さて、今から十年後にはどうなっているのかな。写真を撮りためておいて、また振り返ってみますか。
コメント
高架下の壁画見に行きたいです、アンバランスな町の感じが魅力です。
残念ながら壁画、なくなっちゃったんですよ。
東雲です。
うっかりして 名前の所に 本名を記してしまいました(^^;
なので、公開の方は・・・
よろしくお願い致します m(__)m
so-netのブログと使い方が違っていて混乱させてしまったようで済みません。
と言いつつ、こちらもよろしくお願いします。
仲良しの友達の家が、北口、ピーコック側にあるので、何十年も駅を使っています。南口のスズナリでなく、本多劇場に何回か行ったけど、だいぶ前のことなので、あるのかしら?と調べてみたら、きれいな建物の写真でした。「ピアニストのフジコ・ヘミングさんは下北沢に住んでるから、よく見かけるのよ」と友達が言ってました。
確かに芸能人遭遇率は高い街です。
改札口も変わってしまったので(北口・南口はもうありません)、次回、迷わないようにしてくださいな。